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国鉄ホキ5600形貨車(こくてつホキ5600がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍したホッパ車である。 == 概要 == 本形式は、カーバイド輸送用35t積の私有貨車である。 1960年(昭和35年)から1962年(昭和37年)にかけて、富士重工業、汽車製造、日立製作所でホキ5200形(初代)52両(ホキ5200 - ホキ5251)が製作された。ホキ5200形(初代)は、1963年(昭和38年)7月26日の称号規程変更によりホキ5600形に改められた。形式名変更後も1967年(昭和42年)まで製造され合計74両(ホキ5600 - ホキ5673)が落成した。 所有者は信越化学工業、日本ゼオン、電気化学工業、昭和電工、東北開発の5社であり、夫々の常備駅は黒井駅、能町駅、八木原駅、鹿瀬駅、笹木野駅であった。 1968年(昭和43年)5月31日に、日本ゼオン所有車3両(ホキ5629 - ホキ5631)がタキ6550形(タキ6558 - タキ6560)へ改造された。改造内容は、専用種別変更(塩化ビニール専用になった)である。 1969年(昭和44年)11月1日に、東北開発所有車2両(ホキ5652 - ホキ5653)が福島製鋼へ名義変更された。 1971年(昭和46年)7月1日から1972年(昭和47年)8月10日にかけて電気化学工業所有車26両(ホキ5612 - ホキ5628、ホキ5654 - ホキ5658、ホキ5670 - ホキ5673)がホキ6300形へ改造された。改造内容は、専用種別変更(セメント専用になった)である。(ホキ5611は一足早く1970年(昭和45年)12月26日に廃車となっていた) 1974年(昭和49年)4月1日に、昭和電工所有車3両(ホキ5667 - ホキ5669)が新潟電工へ名義変更された。 箱型有蓋ホッパ車である内部は4室構造になっており、夫々の積込口、取出口を備えていた。荷役方式はホッパ上部積込口よりの上入れ、側面の取出口からの横出し式であった。 車体塗色は黒で、全長は11,500mm、全幅は2,712mm、全高は3,288mm、換算両数は積車5.5、空車1.8である。台車は、ベッテンドルフ式のTR41Cである。 1978年(昭和53年)1月24日に最後まで在籍した3両(ホキ5667 - ホキ5669)が廃車になり形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ホキ5600形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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